FP3級は独学で一発合格できる。必要な勉強時間と勉強方法は?

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こんにちは。ファイナンシャルプランナーのぷよまるです

おぉっ!?なんだか響きがかっこいい。

ファイナンシャルプランナーは、お金に関するプロフェッショナル。
この資格の勉強をすると、社会人としてのスキルアップはもちろん、将来の資金形成や相続、年金など幅広いお金に関する知識が手に入る。

保険の見直しだって自分でできるようになっちゃうのだ。

そんなFPに興味はあるけど・・・合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要なのかな?

学校に通わなくても独学で合格するの?参考書はどんなものを使えばいいんだろう?

こんな疑問、湧いてきますよね。

私は今年、FP技能士3級試験(以下:FP3級)に合格しました。

受験までは「学校通ったほうがいいのか」とか「この勉強方法で受かるのか!?」なんて悩む時間が結構ありましたが、結論から言えば、資格スクールなどに通わず独学で十分合格が狙えます。

実際の体験を含めて書いていきますので、これからFP3級試験に挑戦するぞ!という方は参考にしてみてください。

はじめに ~FP3級について~

ファイナンシャルプランナーについて、ここでは深く言及しませんが、簡単にいうと生活に関わるお金のことに詳しい人です。

資格は国家資格の「FP技能士1級~3級」と、民間資格の「CFP・AFP」があります。

その中でもFP3級は初歩的な内容について問われる試験です。

このFP3級に合格することで、上位のFP2級を受験する受験資格を手に入れることができるので、更なる上位資格を狙うかたは
まずFP3級を取得することをお勧めします。

FP2級の受験資格を得るには、このFP3級以外にも実務経験や研修等がありますが、労力的な面でも知識を積み重ねるという面でも
FP3級合格が効率的ですよ。

生活に関わるお金の知識を積む第一歩として、まずはこの試験内容を勉強してみましょう。

日常で疑問に思うことを学べるので取っつきやすいですし、万が一試験に落ちてたとしても、得た知識が生活の中で役に立つことが出てくるはずです。



勉強時間

冒頭に独学で合格可能と言いましたが、実際にどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

FPに関する知識ほぼゼロからスタートし、合格した経験から想像すると


保険や不動産関係、証券会社等で働いている方
20時間程度

日経新聞を読み続けていたり、経済全般に興味を持っている方
20~30時間程度

知識ゼロ(私)
40時間

と、大体これくらいの時間を費やせば合格ラインに達するはずです。
完全無知な私で40時間ですので、普段から真面目に社会人を営んでいる方ならば、もう少し短い時間で合格できることでしょう!

国家資格の中では、簡単な部類の資格と言えるでしょう。

私の能力値

では、独学40時間独学でFP3級に合格した私の能力値を独断と偏見でお伝えしておきます。


・44歳男性
・法学部卒だが、大学にはほとんど行かずパチンコばかりしていた勉強嫌い
・所有国家資格は自動車とバイクの免許のみで無芸大食
・仕事は技術系で税や金融商品に関する知識はほぼゼロ
・FP資格をとったところで、昇給昇格には一切関係なし
・短足

とまぁ、なんだか書いていて切なくなってきましたが、こんな感じです。

唯一、法学部卒というのがFP試験に有利そうな感じがするかもしれませんが、試験を受けてみるとほぼ関係ないことがわかります。
(しかも私は大学講義をほとんど受けずに遊んでましたからね。更に関係ありません)

つまり、何の知識もない冴えないおっさんでも40時間程度で合格できる試験なので、保険関係や不動産のお仕事をされている方や、一般常識を備えたサラリーマンやOLであれば更に短い勉強時間で合格が可能でしょう。

「税金とか法律とか難しくて分からない」なんて、弱気になる必要は全くありません!
通勤時間や家事の合間、コーヒーを飲みながらちょっと参考書を開く・・・といった感じで、1ヶ月半もやれば40時間なんてあっという間!

挑戦してみましょうよ!

ね!

私が合格した勉強方法

どんな方法の独学を行ったのか。
実は難しいことは何一つせずに合格ラインに達しました。

~step1 参考書1冊目~

まず初めに、本屋さんで「まんがでわかる~FP」といった類の参考書を買い、2日くらいかけて通勤中に流し読みました。。

はっきり言って、これはやらなくても良かったと思っています。
入門書中の入門書といった本だったので、この1冊では試験に必要な知識をインプットすることができず、追加でもう1冊購入することになったからです。

ただ、試験で問われる分野全てに一度触れることができたので、ちょっとした達成感を得ることはできましたが・・・
あくまで自己満足の範囲ですので、「合格」を目指す皆さんは試験に必要な内容を網羅した参考書を1冊選び、それを活用するのがよいと思います。

心配性な方は参考書を2冊用意してもよいですが、試験内容を網羅した参考書であれば1冊で十分!


次のstep2に進みましょう。

~step2 参考書2冊目~

次に、またもや本屋さんで参考書を物色。

3日に渡り物色した結果、適度に絵があってとっつきやすいテキストを購入し、翌日から通勤電車の中と昼休み20分を使って読み始めました。

私が電車に乗っている時間は往復で1時間20分ほどで、そのうち集中して参考書に目をやれるのは40分くらい。

通勤と昼休みを合わせて、1日1時間くらいの勉強時間を「参考書を読む」ということに充てました。

「PER(株価収益率)」とか「年金終価係数」といった、パっと見てその場で理解するのには時間がかかりそうなものや計算が必要なものはすっ飛ばして、とにかく全体を把握するためにドンドン読み進めていきました。
良くわからないとか、面倒くさそうな内容が出てきた場合は、テキストを見るだけで理解せずに進めて問題ありません!

「建ぺい率ってなに?」「元利返済と元金返済はどっちがどっちで・・・」なんて、その場で深く考えなくていいんです。
いいんです!

まずはどんどん読み進めましょう。

覚えてから進むのではなく、読んだら次へ!

参考書を最初から最後まで読むことに専念しましょう。

~step3 問題集~

参考書を1通り読み込んだら、次は問題集に取りかかります。

ん?参考書で分からなかったところを復習しなくていいの!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

いいんです!

問題集に取りかかりましょう!!!

1度参考書を読んだだけで問題集に対面すると、すぐに解けないものが多いと思います。

しかし、問題を解くと何を問われているかがわかるはずです。

これが大事!

FP試験に限った話ではないですが、試験で「何が問われているか」を知ることはとても大切なことなんです。

試験で問われるということは、「重要だから」問うているわけです。「大事なこと」だから問うているわけです。

この段階では、問題が解けなくていいんですよ。

分からないことは、その場で調べればいいんだから。

試験中ではないのですから、堂々と参考書を見て調べましょう!

一度見た参考書、細かいことまで覚えていなくても、どこかで見たような内容だな・・・くらいは覚えているものです。
問題の解説として参考書を見ましょう。

はい。

問題を解く。

分からないものは参考書で調べる。

たったこれだけ!

これを一通り最初から最後までやる。

・・・ここまでやれば、恐らくあなたの実力はFP3級の合格ラインに達しているはずです。

いやホント、ここまでやったら過去問を1度解いてみてください。

ね!合格ラインの6割に達していたでしょ?

ん?まだ正解率6割に達していなかった?
じゃ、もう1回問題集を解いてみましょう。

新しい問題集を買うのではなく、もう一度同じ問題集を解いてみましょう。

2周すれば正解率6割は楽々超えているはず!!!

~step4 過去問~

問題集を2周して、まだ試験まで期間があるようであれば、過去問を解いてみるのもいいと思います。

FP試験は法改正されたもの以外は同じような問題が繰り返し出題されるので、試験対策にもなりますしstep3の強化にもなります。

何より、過去問が解けると自信に繋がるんですよね!

今までやってきたことが身についていた!
そんな喜びを感じながら、試験を心待ちにしてください。

はい、以上です。

勉強嫌いで知識ゼロの私でも、40時間ほどの勉強時間でFP3に合格することができました。
合格は自信に繋がり、次のFP2級に向けての勉強継続モチベーション維持もサポートしてくれます。

受かるかな・・・なんて迷う時間があったら、参考書を1ページ読み進めましょう!

おススメの参考書

最近の参考書はとても良くできているので、どれを買っても勉強時間さえしっかり確保できれば合格できると思います。

私は文字だけの参考書では眠くなってしまうので、適度にイラストが挿入されているものを買おうと、会社帰りに何度か書店に足を運びました。

置いてある参考書を、数日かけて一通り見比べた結果・・・
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この参考書を選びました。

タイトルの「一発合格!」という文字に、無意識のうちに惹かれてしまったのではなか!?と思いましたが、結果としてこの参考書がとても良かったのです。

おススメの理由

おススメする理由は、単純に私のようなド素人でも、この参考書を使って独学一発合格ができた!からです。

つまり、予備知識が無くとも理解できる内容で構成されているということですね。

いきなり専門用語が羅列されている参考書(無線系の参考書に多い)だと、その用語を解読するために時間がかかってしまいますが、本書の場合はそんなことはありません。

読めば理解できる言葉で構成されているので、素人に優しい作りになっています。

マンガの導入

各章の導入部にマンガが差し込まれています。
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このおかげで、「あぁ、この章ではこんな内容について書かれているんだな」と、全体像を思い浮かべた状態で本編に入っていけます。

小説でも会議でも、あらすじがあると無いとでは理解度が大きく変わりますからね!

この参考書では、そのあらすじの部分がマンガで構成されています。

挿絵でイメージが湧く

本編は挿絵が多く、学んでいる内容がイメージしやすいです!
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ただ文字を読みながら記憶していくのと、イメージを持ちながら記憶するのでは明らかに後者の方が楽です。

挿絵は情景を想像するのを助けてくれるので、これがとても助かります。

ということで
・私のようなド素人が独学で合格できるほど、易しい文言で構成されている
・マンガで全体像を把握できる
・挿絵があってイメージが湧くので記憶が楽
というのが、この参考書をオススメする理由です。

ま、私が一発で合格できた!というのが、一番のオススメ理由です。

ええ。

余談

試験本番は思っている以上に緊張してしまうもの。

いつもは解ける問題が分からなくなってしまうこともあるでしょう。

私も問題を開いてしばらくは「なんだこれ!?全くわからんぞ!」と軽くパニックになりました。

そんなときは、自分が一番得意な分野の問題から手を付けてみてください。

そうそう。大丈夫。
解けるでしょ?

そうこうしているうちに、気持ちが落ち着いてきます。

問題をゆっくり読んでみたら・・・さっき分からないと思った問題、解けちゃうから!

よし、さっそく参考書を買って1ページ目を開こう!




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