どこから情報が流れたのか、突然かかってくる望まぬ営業電話。
私自身も今はかなり減ってきましたが、最盛期は毎日1件以上の営業電話がかかってきていました。
多い日は1日3件4件とかかってくるのです。
なぜ私の名と電話番号を知っているかを問えば、皆が口をそろえて「名簿を買った」と答えるのです。
どこのどいつだ!私の名が載った名簿を売りさばいたやつは!
ということで、この鬱陶しさ100%の営業電話を2年半で(推定)150件くらい断り続けた私が、効果的な断り方をお伝えしましょう。
簡単で単純な方法なんですけどね。
迷惑な営業電話に悩まされている方がいたら、参考にしてください。
なぜ電話がかかってくるのか
個人携帯や自宅への営業電話は、昔は電話帳に載っている電話番号を上から片っ端にかけまくるようなスタイルが多かったですが、今は高確率で購入した名簿を基に電話をかけてきています。
営業電話をする会社側も、電話帳を上から片っ端からかけるより、顧客になりやすい名簿に載った相手に営業電話をかけるほうが効率がいいですからね。
例えば、不動産投資の営業をしたいなら、電話帳の上から電話をかけていくより、なんとなく金持ってそうな奴らに絞って電話をかけたほうが効率がよい!ということですね。
ちなみに、私のところに鬼のようにかかってくる営業電話のうち9割が不動産投資の営業なのですが、どんな名簿を買ったのか聞いてみたところ「通販で高額商品を買った」「優良企業に勤めている」という名簿だということでした。
「不動産投資ですので、資金力のある方を中心にお電話を差し上げております」などと口にする営業も結構います。
私はその名簿、両方ともに載る心当たりがないと思っていましたが、「通販」は7年前に時計を買ったのがそれに当てはまる可能性があり、「優良企業」は私の出向先がそれに該当するので、その会社の名簿がどこぞの経路で流出したのかもしれません。
もうこれだけで名簿流出元がわかってしまいますが・・・ま、そっちの追求はひとまず置いておいて、迷惑電話撃退に話を進めましょう!
とにかく、営業電話は名簿を基に電話をしてきます。
それは、電話番号だけでなく、少なくとも氏名の情報も握られており、勤務先や住所の情報も知られている可能性があるということです。
えぇっ!営業をかけてくる会社に、そんなにたくさんの情報を握られてるの!と、心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、正しい断り方をすれば、それほど心配しなくても大丈夫です!
断り方
では、どのように営業電話を断ればよいのでしょうか。
方法は1つ。
余計なことを一切言わず、相手に不要であると伝えましょう。
「興味がありません、結構です」たったこれだけです。
これを伝えて電話を切りましょう。
はい。実際の流れをみてみましょう。
まず、営業電話は「〇〇さんのお電話でよろしかったでしょうか?」と、大体こんな感じで我々の名前を確認する電話がかかってきますよね。
「はじめまして!□□と申します!」と、元気に電話してくる者もいます。
ここで、相手が正体を明かさない場合が多いので、こちらの名を名乗る前に「どちら様でしょうか」と質問しましょう。
質問を質問で返すのは気が引けるかもしれませんが、「名前を確認するなら、まず先に名乗れ!」ということで気にせず質問しましょう。
先に自ら正体を明かさない時点でかなり怪しいですが、営業電話をかけてくる会社は、こちらから問えば自分の正体を100%明らかにします。
これで営業の電話だと分かったら、相手の話を一切聞かずに「興味がありません」言って電話をきりましょう。
相手がとても丁寧な口調だと、なんだか申し訳ないような気がするかもしれませんが、
変に気を使うと相手はグイグイ入り込んできます。
不要なものは不要だとキッパリ切り捨てるのです!
相手は何百人もの名簿を基に電話をかけています。
我々はその何百人のうちの1人にすぎません。
断られたら次の人に電話・・・と、彼らは黙々と作業を進めていきますので、これも気にする必要などありません!
断る際のPOINT
営業電話をかけてくる相手のほとんどが新人や臨時のテレフォンアポインターですが、中には手練れの営業マンや悪質な業者も潜んでいます。
相手のペースに巻き込まれないよう以下のPOINTに注意しましょう。
・曖昧な断り方をしない
・相手の話を聞かない
・挑発したり暴言を吐かない
順番にみていきましょう。
曖昧な断り方をしない
「今忙しい」や「また今度」という断り方は通用しない場合が多いです。
話くらいは聞くかもと位置付けられ、次は新人ではなく手練れの営業が電話をかけてくることがあります。
同じ会社に対してまた断る労力を割くことになるので、あやふやな断り方はしないようにしましょう。
相手の話を聞かない
不要だと断るつもりでも、まずは相手の話が終わるまで話を聞く方がいますが、これも止めましょう。
相手の話を聞くと、その先に質問が待っています。
質問されると人はついついそれに答えてしまうので、話が次のステップに進み、更に話を聞くはめになってしまいます。
相手は勝手にペラペラと話はじめますが、それを遮って不要である旨をハッキリと伝えましょう。
「話を遮るなんて申し訳ない」という優しい気持ちは不要です。
バッサリ切りましょう!
相手は相手の都合でこちらの時間を拘束しているのです。
バッサリ切りましょう!
挑発したり暴言を吐かない
望まぬ営業電話を毎日受けていると、ついついイライラして相手を挑発したり暴言を吐きたく・・・なることもあるかもしれません。
仕事中にいらぬ営業をかけられたら、そりゃもう腹も立つってもんです。
いい加減にしろ!この野郎!!!
・・・と、言いたい気持ちをグっと堪えて、先ほどの断り例である「興味がありません、結構です」と伝えて電話を切りましょう。
名簿を購入して営業電話をかけてくる行為は(一応)合法ですが、中には変な業者、変な担当者もいます。
挑発や暴言に対して逆恨みし、いたずら電話や自宅にまで来て嫌がらせをする輩がいないとも限りません。
一時の感情に任せて爆発せず、事務的に断りましょう。
もしも身の危険や恐怖を感じたら
先ほども書きましたが、営業電話をかけてくる相手が必ずしもまともな社会人とは限らないですよね。
世の中には色々な人間がいますから。
可能性は限りなく低いですが、中には断られたことに対し、何らかの嫌がらせをしてくる者がいないとも言えません。
万が一、「家に行くぞ!」とか、断ってもしつこく電話をかけてくるような者がいた場合は、個人で対応せずに公的機関に相談しましょう。
少しの不安でも、遠慮せず速やかに相談しましょう!
断ってもしつこく電話してくるような者がいた場合、国民生活センターに相談。
万が一身の危険を感じた場合は、国民生活センターと併せて警察にも相談しよう。
まとめ
一度名簿が流出すると、とにかく大量にかかってくる営業電話。
断るためには
曖昧にせずキッパリと
相手の話を聞かずに電話を切る
挑発したり暴言を吐いたりしない
と、シンプルで毅然とした対応を。
万が一トラブルに発展しそうになったら
国民生活センター
警察
に相談する。
このように、事務的に対応しましょう。
私は営業電話がよくかかってくるようになってから、偽名を使って対応したり、業者に解決方法を相談したりと色々試してみましたが、このような変化球を使うことに意味はありませんでした。
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繰り返しになりますが、シンプルに事務的に断り対応をしましょう!