第一級陸上特殊無線技士(1陸特)独学成功の秘訣:ログ計算をマスターするための究極ガイド

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理系問題に馴染みがない我々の敵、にっくき計算問題ですが、一見わけがわからなそうに見えて、実はそれほど難しくないものがいくつかあります。

 

その中の1つが「デシベルの対数計算、ログ計算」です。

これを使う問題について、過去に出題されたものを見てみましょう。

 

送信機の出力電力を20〔dB〕の減衰器を通過させて電力計で測定したとき、その指示値が5〔mW〕であった。

この出力電力の値として、最も近いものを下の番号から選べ。

1 500〔mW〕

2 510〔mW〕

3 520〔mW〕

4 700〔mW〕

5 800〔mW〕

 平成24年6月出題

 

・・・わかります。

見ただけでめまいがして「捨ててしまいたい」衝動にかられますよね。

こういった計算に縁がない人間からしたら、古文書を読んでいるような感覚になってしまいます。

 

しかし、この問題はログ計算ができれば、あとは「減衰は割り算」「増幅は掛け算」とだけで簡単に解くことができるのです。

 

この問題は、小難しい知識がなくとも問題をよくよく読んでみるとと「20〔dB〕がどれだけ減衰させるの?」ということを問うていますね。

「減衰は割り算で導き出す」という知識があれば

答え÷20〔dB〕=5〔mW〕

と、ここまでは簡単に出てきます。

 

細かい説明は省きますが、20〔dB〕=100です。

(この20〔dB〕=100を導き出すのがデシベル対数計算、ログ計算ですね)

 

つまり

答え÷100=5〔mW〕

答え=500〔mW〕=選択肢1が正解です。

 

という具合に、ログ計算と少しの知識(問題の解き方の知識)があるだけで回答を導き出せる問題がいくつか存在しています。

 

また、陸特の計算問題はそれぞれ独立しているので、捨てるべき計算問題の分野が他の分野の知識に影響を及ぼすことがほとんどありませんが、このログ計算の知識だけは複数分野で役に立つので捨てずに覚えておいたほうが圧倒的に有利です。

 

試験対策だけでなく、1陸特の免許を必要とする実務でも最低限ログ計算は頭に入れておいたほうが、仕事上のちょっとした会話も理解が深まるので身に着けておくことをお勧めします!

 

えー、私はこのlogなんちゃらみたいな理論、さっぱり理解できなくて完全に捨てる気満々だったのですが、あるサイトで紹介されていた本を購入し、これ1冊だけで理解することができました。

「1冊・・・めんどくせー!」と思うかもしれませんが、1陸特に実際に出題される問題を絡めながらdBって何?logは何なの?という説明をしてくれるので、非常にわかりやすいです。

ページ数も30ページちょっとくらいで、尚且つ1ページが普通の参考書の1/3ページ程度しかありません。

実質、参考書10ページ程度の内容です。

 

これだけで、完全ド素人の私でもすんなり理解することができました。

1陸特レベルのログ計算はこれ1冊で十分!

この試験以上の知識について触れていないというのもポイントが高く、正に1陸特のための本と言えるでしょう。

 

電子書籍で250円。

Kindle Unlimited会員なら無料で読めますで、会員の方は迷わず読んでみてください!

数時間で読み切り、理解できるはずです。

 

ただし、注意点が1つ。

 

私だけかもしれませんが、このdBだのログだのいう単位に馴染みがないと、理解できても数日後にはポカーンと忘れてしまいます。

できれば毎日5分でいいので、試験日まではこのdBとlogに触れておくようにしたほうがいいでしょう。