会社のデスクはもちろん、飲食店も今や完全分煙や禁煙が当たり前。
ほんの10数年前は、職場でタバコを吸いながら仕事をしていた私からしてみると、こんな時代が来るとは思ってもみなかった。
2020年4月、ついにあのパチンコ店までもが遊戯フロア全面禁煙の対象になる。
まさかのパチンコ店全面禁煙! ~全国の店舗が対象に!?~ - ブログ of ぷよまる
4月を目前に控え、各店舗の喫煙所状況はどんなもんかと見て回ってきたので、その結果をお伝えしよう。
東京都大田区某店
【店舗規模】
P:200台
S:130台
駅前にある中規模店舗であり、非チェーン店(だと思う)の昔ながらのパチンコ店。
【客つき/客層】
土日でも稼働は4割程度で、お年寄りがすこぶる多い。
年齢層が高めなせいか喫煙者は紙巻きタバコを愛用している方が多く、店内はすこぶる煙い。
【喫煙所】
えー!?こんな(と言っちゃ失礼だが)店舗に喫煙所なんて設置されんのか?と、店内をグルグル回ってみたところ、電話ボックスサイズの喫煙所が2か所設置されていた!
サイズからして、どう見ても1人用の喫煙所である。
友人や恋人と一緒であれば詰めて2人は入れないこともないが、見ず知らずのおっさんが2人で入ろうもんなら、そこは地獄絵図である!
他人が入っていたら、入室を躊躇うレベルなので必要十分とは言い難いものだった。
ま、こんなもんか。
都内駅前ということもあって、これ以上に喫煙所のスペースを取りようがないのだろうな。
神奈川県川崎市某店
【店舗規模】
P:220台
S:120台
駅から徒歩2分の中規模店。非チェーン店である。
【客つき/客層】
旧イベントの日は朝から若者が200人~300人ほど集まり、稼働は100%
それ以外の日は閑散としているという面白い店。
若者7:年配者3くらいの割合で、加熱式タバコ愛飲者と紙巻きタバコ愛飲者が半々くらいの割合で混在している。
【喫煙所】
3~4人くらいは入れそうな喫煙所(箱?)が設置されていた。
こんな狭いところに詰め込まれてまで、タバコを吸うのは・・・と思いながらも、吸ってしまうのが悲しいところ。
私、ホントに禁煙してよかった!
稼働率100%の日は、この3~4人のスペースを奪い合う争いが起こるんだろうな。
この店舗は景品コーナーが広大なので、その気になればもう1つ喫煙所を設けることも可能であろう。
要望を出せばいいじゃない!皆の熱い想いが、店を動かすかもしれないぞ!
知らんけど。
神奈川県川崎市某店
【店舗規模】
P:450台
S:300台
駅から徒歩3分の大型チェーン店
【客つき/客層】
土日の稼働は8割程度。
夕方をピークに、なだらかに人が減っていく。
若者5:年配者5の割合に加え、外国人のお客さんが多い。
あまり紙巻きタバコの煙被害を受けた記憶がないので、加熱式を愛飲する方が多いのかもしれない。統計とってないので知らんけど。
【喫煙所】
さすが大型チェーン店!広々とした喫煙所が・・・あれ?1か所しかないぞ。
ここは客数が多いから、これだけのスペースではやはり喫煙者が溢れてしまいそう。
8畳くらいのスペースが用意されていたが、中はまだ見えないよう目張りがしてあったので、椅子が置いてあるのかテーブルがあるのか、はたまた何も無いのかは見ることができなかった。
大型チェーン店のため、完全分煙の喫煙フロアを設けるのか店員さんに聞いてみたが、今のところそのような予定はないということだった。
やはり、狭いところで肩を寄せ合い喫煙することになりそうだ。
まとめ
色合いの違う店舗を3店ほど見てきましたが、いづれも客数に対しての喫煙スペースは十分とは言えないものでした。
ある程度予想はしておりましたが、喫煙者にとっては思った以上に厳しい状況になりそうですね。
首都圏を離れた地にいる友人からの情報では、田舎の郊外店にはとんでもない広さの喫煙所&大量のマンガが用意されているところもあるそうです。
もはやパチンコ店なのか何なのかわかりませんが、田舎では快適な喫煙所を設けるところもあるんですね。
いづれにせよ、今後、パチンコ店では「大当たりを確信してからの一服」ができなくなってしまうわけです。
昔はそれが何よりも楽しみだったので、なんとも寂しい限りですが、時代、時代が変わっていく過程ですので仕方ないでしょう。
オリンピックで外国人がたくさんくるから、パチンコ店なんて無くしちゃえ!とならなかっただけマシだと思っておきましょう。
また、これを機に禁煙を決意する方が増えるかもしれないですし、私はそれを望んでおります!
煙いからな。まじで。