さて、引越しすることを決めたはいいが・・・何からやればいいんだっけ?
今回で実に12回目の引越しを経験した私だが、その度にやることを忘れてしまう!
働いていると時間もまともに取れなかったするもんで、ついつい重要なことも忘れがち。
しかし、手続きを忘れると不便なことが起こったり罰則などが発生する場合もあるので、1つ1つ確実にこなしていきましょう。
今回は、引越し前に時間がなくても最低限これだけはやっておこう!という手続きをまとめてみました。
一ヶ月前まで
引越し日の一ヶ月前までに最低限やっておくべきことは3つ。
住宅・駐車場の解約
一ヶ月前と言わず、引越しの日が決まり次第すぐやるべきことの筆頭!
新居の入居日と今住まいの住居については、数日間重複させると作業が楽なので、私は3日~1週間程度は重複させるようにしています。
多くの賃貸契約は一ヶ月前の解約連絡が必要だけど、中には解約の二ヶ月前に連絡が必要な物件もあるんです。
私は、以前カッコつけて住んでいたデザイナーズマンションが、この二ヶ月前に解約連絡が必要なのを忘れており、思惑より一ヶ月分多く家賃を支払うはめになってしまいました。
結構な痛手だ!
引越しを考えているかたは、早めに契約書の解約のところを良く確認しておきましょう。
引越し業者選び
4月、10月前後はいづれも引越し繁忙期のため、引越し業者の稼働が埋まっていて希望の日を選択しづらくなることが多いですね。
また、ギリギリに選定すると足元をみられ、高額な見積もりを吹っかけられることもあります。
商売なので繁忙期が高額になるのは仕方ないですが、早めに複数の引越し業者を選定しておきましょう。
とにかく「引越し業者を手配できなくて退去日に間に合わなかった!」という最悪の事態だけは回避するために、早めに動くことが肝心!
複数社の見積もりを取っておくと、1人分の荷物でも最高値と最安値で4~5万円くらいの差が出ることも珍しくないので、時間をかけて妥協せずに選定したいところです!
私は一括見積りした後、何度かお願いして感じが良かったH社に「他社は〇〇円の見積りが出たので、もし同額になるのであれば御社にお願いしたい」と、最安値だった金額を提示して相談しています。
結果、最安値若しくはそれ以上まで値引きしていただき、格安で引越しが済むことが多かったですね。
引越し業者選定は引越し日が決まる前でも、「大体いつ頃」で見積もりが取れるので早めに着手しましょう!
私は過去12回の引越しのうち、引越し繁忙期に1回だけどうしても手配が間に合わなくて自力で全て荷物を運んだことがあるが、寝ずに25時間もかかって地獄をみたことがあります。
選定と日程調整はお早めに。
インターネット回線解約・新居での契約
これ、現代社会では重要なライフラインなのに、結構ギリギリまで「何とかなるだろ」と手を付けずに放っておきがち!
だが、回線の解約と契約には工事を伴うことが多く、最低でも一ヶ月前には手配しておきたい事項の1つです。
今回の引越しで、私がうっかりしていたのは新居での回線契約
「別に数日くらいはネット回線なくてもいいや」くらいの感じで、引越し1週間前くらいになって新居の新規契約を申込んだところ、なんと最短で一ヶ月待ちという混雑具合・・・
そこから何社か選定して申込んだものの、新居でネット回線が使えるようになったのは入居から一ヶ月半後経ってからでした。
失敗した!もっと早く申込んでおくべきだった!
というわけで、インターネット回線は工事を伴うことが多いので、申込みは早めにしておくことが肝心!です。
また、現在使っているインターネット回線の解約に縛りがないのであれば、新たに回線申込みをすると結構な特典が付いてきて得をするこも多い!
私は今回、ドコモ光を新たに引いて、各種特典+月額使用料1000円割引を選んだが、各社で特典が異なるので調べてみてください。
得てして自分が使っている携帯キャリアの光回線は、長い目でみるとお得なことが多いようですよ。
3週間前
上記の一ヶ月前に挙げたものほど急がなくてもいいが、それでも早めにやっておくべきことは3つ。
ウォシュレットの取り外し
最近のマンションは、照明器具やウォシュレットがついておらず、入居者が自分で好きなものをつけるという形態が多いですね。
ひと昔前であれば、照明器具やウォシュレットが付いているというのがウリになっていたが、今はその逆なのだ!
というわけで、自分で付けるからには退去する際は取り外して元通りにしなければならなりません。
照明は大抵自分で取り外せるし、ウォシュレットもある程度の知識があれば自分で取り外すこともできるが、水漏れのリスクもあるのであまりおススメできないです。
引越し直前で「水漏れしましたー」なんて目も当てられないからね。
私も「自分でやろうかな」なんて迷いましたが、専門業者の方にお願いしました。
引越し業者さんほどではないですが、この水回りの会社さんも引越し繁忙期はかなり稼働がひっ迫するそうなので、早めにお願いしておいたほうがいいでしょう!
不用品処分、大型ごみ処理の手配
引越しに伴い、ソファーや冷蔵庫が不要になった!
こんなことはよくある話。
もちろん捨ててもいいのだが、捨てたら廃棄費用がかかるが不用品買取業者に依頼すれば買い取ってもらえます。
値段が付かなかったとしても、無料で引き取ってもらえる場合が多いので、お金を払って廃棄する前に不用品買取を試してみるべきでしょう!
ベッドのマットレスや電動自転車のバッテリーなど、明らかに買い取ってもらえそうにないものは大型ごみとして廃棄するしかありません。
間違っても不法投棄なんかしちゃいけませんよ!
各自治体の大型ごみ処理方法に従い、手続きを進めてください。
これも自治体が引き取ってくれる日程と、その稼働調整がありますので、ギリギリに申込むと廃棄できない場合があります。
旧居に残せば高額な引取り料金が発生しますし、不法投棄などすれば刑罰の対象になります。
早めに手配しましょう!
1週間~2週間前
中には引越し後に手続きしても間に合うものもあるが、忘れないうちになるべく早めに手続きしておきたいものが5つ。
転出届・印鑑登録抹消
市区町村が変わる場合、この転出届が必要です。
(市区町村が変わらない場合は転居届)
転出届は、自治体によって受付けが異なり、早いところだと転居の一ヶ月前から受付てくれるところもあります。
14日前であればどこの自治体でも受付けてくれるので、早めに申請しておきましょう。
尚、郵送での転出届が可能なところもあるので、どうしても時間が取れない方は、お住まいの自治体のHPで郵送での転出届方法を調べて手続きしよう。
私も今回、初めて郵送での転出届手続きをやってみたが、思ったより簡単で区役所に行く手間が省けて大助かりでした!
この転出届とセットで、新居がある市区町村へ転入届を提出しなければならないのだが、これらは住民基本台帳法に基づいて転居の14日前から当日までに転居届を提出し、転居から14日以内に転入届を提出しなさいという期日が決められており、守らないと5万円の罰金を科される場合があります。
まぁよほど悪質じゃない限り実際に罰金刑をくらうことはないようだが、大事なことなのでキチンと手続きしておこう!
余談だが、私は半年近く放置していたことがあり、「罰金を科される場合がありますから、次回からキチンと申請してくださいね」と、区役所で優しく警告されたことがあります。
印鑑証明も転出と一緒に廃止の手続きをするのが好ましいが、多くの自治体が転出届と同時に廃止の手続きをしてくれます。
詳しくはお住まいの自治体HPで確認しておこう。
勤務先への連絡・通勤費の変更
うっかり忘れそうだが、会社員であれば自分の勤め先に対しても転居の連絡が必要だ。
住民税の納付先変更や通勤費の変更など、総務や経理が対応してくれる会社が多いと思うが、これも怠るとそれなりの罰則をくらう会社が多いのではないでしょうか。
特に通勤費が変わる場合はキチンと変更しておかないと、横領の罪に問われかねない・・・というのをご存じでない方が多いので、要注意ですよ!
先に書いた通り、多くの会社が住民税の納付先変更なども一緒に対応するはずなので、転居時期をごまかして通勤費を多く貰い続ける!なんてセコイ真似は止めたほうがいいです。
区役所の転入居の差異が出れば、バレて大きな罰を受けることになるだろう・・・
各種住所変更
電気/ガス/水道、これらライフラインの転居に伴う変更も、この時期にまとめて行っておこう!
今はwebで変更ができるので、時間があるときにまとめて実施してしまうのがおススメです。
この作業、「ガス」だけは少し注意しなければなりません。
ガスは新規開線のときは必ず、締めるときの多くで「立ち合い」が必要になります。
引越し当日からガスを使いたいのであれば、事前に作業立ち合いの日程を調整しておかなければなりません。
これも引越し繁忙期には、作業員の方の稼働がひっ迫していて稼働調整が難しくなるので、早めに手続きしておいたほうがいいでしょう。
上記と並行して、クレジットカードと各種保険の住所変更もお忘れなく。
引越し前日
やることはたくさんあるが、忘れちゃいけないことがある。
冷蔵庫/洗濯機
冷蔵後の電源を落とし、洗濯機の水を抜いておく。
特に冷蔵庫は電源を落としてから内部のガスが落ち着くまで時間がかかるので、前日の夜には電源を落としておいたほうがいいです。
洗濯機の水は・・・まぁ当日でも問題はないが、引越し当日はとにかくバタバタするので、最後の洗濯が終わったらホースを外して水を抜いておこう!
その辺も全てお任せのゴージャスな引越しプランを申込んでいる方は、気にしなくていい・・・羨ましい!
まとめ
何度も何度も引越しを経験した中で、最低限やるべきことをまとめてみました。
このブログを含め、ネットに落ちている「引越し前にやるべきこと」は参考程度に、自分自身で何をやるべきか(やらなければならないか)を書き出してチェックリストを作成しておくことをおススメします。
生活様式によって、やるべきことは多少異なりますからね。
引越しが近づいてくると、荷造りが始まって一気に時間が無くなります!
早め、早めに各種手続きをしておきましょう。
賃貸の解約連絡、引越し業者選定は特に忘れちゃいけませんよ!