42歳にして自動二輪免許に挑戦する私の前に、一本橋の課題が立ちはだかり、行く手を阻んでいた。
うぅ・・・どうしても一本橋が上手く渡れん!
一本橋とは
長さ15m・幅30cm・高さ5cmの直線路
これを規定時間以上のタイムでゆっくり走り抜けるという課題。
この橋から落ちたら、その時点で減点ではなく検定終了!当然不合格になってしまうという、プレッシャー受けまくりな課題なのである。
この課題が通称一本橋と呼ばれる課題です。
苦手とする方は数知れず。
私は1回目から橋に乗った途端に左側に落ち(転倒はしなかった)、即座に苦手意識が芽生えてしまいました。
2回目も3回目も、すぐ橋の左側に落ちてしまう。
もう課題クリアできる気がしませんでした・・・
一本橋攻略
私が一本橋を攻略するために実践したものは下の4つです。
②真っすぐ遠くを見る
③ハンドルを細かく左右に振る
④ニーグリップのために内股になる
これ、おそらく全て教習中に教えてくれる内容ですが、①と③はあまりハッキリと「こうして」とは言われないと思います。
順を追ってみていきましょう。
①リアブレーキを強めに踏む
「決してフロントブレーキをかけてはいけない。リアブレーキでスピードを調整する」というふうに、教習で習うと思います。
その通りなのですが、「リアブレーキは踏みっぱなしでOK!」更に「強め」に踏んでください。
アクセルとクラッチとリアブレーキでスピード調整するのが理想ですが、それが難しい方は「強めリアブレーキ+適当アクセル+半クラ」で乗り切りましょう!
7割くらいの力でブレーキを踏み、アクセルを吹かしながら半クラで進むと驚くほど車体が安定します。
スピードが落ちすぎて倒れそうになったら、軽くブレーキを緩める。
でも離しちゃダメですよ。
ブレーキは踏みっぱなし!これが大事です。
②真っすぐ遠くを見る
「落ちちゃダメだ」と意識すると、どうしても下を見てしまうんです。
下を見ると、不思議とバイクがフラついて倒れちゃうんですよね。
とにかく足元を見ない!真っすぐ遠くを見るのだ!
と、言うのは簡単だけどやるのは大変。
私は教習所に目的物を定め、そこを必ずみるようにしていました。
200mくらい先にある自販機、それを必ずみると決めて「一本橋=自販機」を体に植え付けたのです!
・・・たぶん、もうちょっと良いやり方があるんじゃないかしら。
③ハンドルを細かく左右に振る
これ、効果ありました!
どうしても課題をクリアできない私に、教官がコッソリと教えくれた攻略法です。
最初は大げさなくらい左右に振ってみたところ、不思議と車体が安定するのです。
最終的には小刻みに振ることでより安定することができたのですが、教官曰く逆に安定しなくなる人もいるそうです。
更に最初から推奨するやり方ではないので、これ前提で取り組まないほうが良いとも仰っていました。
確かに、ハンドル操作のための課題じないからね。この一本橋。
④ニーグリップのために内股になる
男ってやつは、どうしても足を外に開いちまうんだ!
そうするとバイクの基本であるニーグリップが疎かになっちまう。
恥を捨てて内股でバイクに乗れい!
というわけで、内股でバイクに乗ると自然とニーグリップ体制ができあがります。
ニーグリップとはなんぞや!?と疑問に思われた方、そのうちここで書く予定ですがひとまずどこかで調べてみてください。
バイクを乗るときはとにかく大事!ニーグリップ!
余談ですが、普段内股で歩くと反り腰になって腰痛の原因になってしまいます。
普段つま先を開いてね!
その他
以上、これに加えて私はいつも「左側に落ちる」という特徴があったので、バイクに跨っているとき「左右のどちらかに偏って座っていないか」を教官に後ろから見てもらいました。
真っすぐ座っているつもりでも、多くの人が左右どちらかに偏って座っているんだそうな。
座り方にクセがあると、それによってバイクが向かいやすい方向ができてしまうので、いつも左に落ちるというような傾向がある方は、一度教官にみてもらうといいでしょう。
検定試験当日
数々の攻略法を練習を重ねた一本橋の課題ですが、最後の最後まで成功率はあがらず50%程度のままでした。
試験当日は不安でいっぱいいっぱいでしたが、落ちたら即検定試験中止なので、試験では減点覚悟で一気に駆け抜けました。
落ちそうになったらアクセルを開けて駆け抜けるというのもひとつの手です。
検定中止になったら、そこで全てが終わりですからね。
一本橋が苦手な皆さんも、色々な方法を試しつつ難関一本橋を攻略してください!