バイク事故、致命傷は頭だけじゃない ~あらゆる部位を守って走ろう~

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バイクに乗るならヘルメットは必須!

万が一事故にあったとき、頭を打てば致命傷につながりそうだということは、誰でもすぐに思い浮かびますね。

重大事故に繋がらずに済むよう、ヘルメットを必ず被りなさいと法が定めているわけだが・・・実は、ライダーが守るべき部位は頭部だけではないのです。

私も自動二輪免許を取得するまでは「フルフェイスのヘルメットさえ被っていれば、まぁ他は骨折くらいでなんとかなるんじゃないかな」などと思っていました。

致命傷部位

実際の自動二輪事故のうち、死亡された方が主にどの部位を損傷して亡くなったのか、都内の例をグラフで見てみましょう。

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 引用:警視庁 交通総務課

やはり頭部

致命傷に繋がるのは、やはり頭部の損傷が1番多くなっています。

頭部は転倒後、路面などに打ち付けてダメージを負うことが多く、その際40%ほどが事故時にヘルメットが脱落しています。

つまり、しっかりとあごひもを留めていなかったり、サイズが合っておらず衝撃で吹っ飛んでいってしまったりしているわけです。

ヘルメットは、ファッション的な意味合いもあると思います。

いや、私もハーフタイプのヘルメットにゴーグルつけて颯爽と乗りたいなぁ・・・とも思いますが、やはりフルフェイスをガッチリ被ったほうがいいですよね。

 

例え致命的なダメージを受けなかったとしても、顔がアスファルトで削られてボロボロになってしまったり、顎が砕けて顔の形が変形してしまったりと、精神的なダメージを一生背負うことだって起こりうるわけです。

 

ファッションより護身だろ!ということで、私はどんなバイクに乗るときもフルフェイスのヘルメットを被ります。

ケガでこれ以上ブサイクになりたくない!!!

というのも大きいです。ええ。

危険な胸部の損傷

致命傷に繋がる部位、2位は胸部です。

私は自動二輪免許を取得してから、初めてこういった情報を目にしたのですが、それまでは「死亡事故の損傷部位のは、頭部が90%くらいだろ」と思っていたので驚きました。

胸部へのダメージが致命傷になることが意外に多いのです。

 

頭部は転倒後にダメージを受けることが多いですが、胸部は正面から激突した際、自らのバイクのハンドルなどにぶつかり損傷することが多いそうです。

イメージですが、レーサーレプリカなどよりハンドル位置が高いクルーザータイプやスクーターなどは胸部をぶつけそうな感じがします。

防御せねば

頭部はもちろん、胸部と腹部。

例え命が助かったとしても、体に障害が残ることにならないよう背中や腰も守りたい。

10代のころ、原付に乗っていた以降は車にしか乗らなかったので、バイクに乗るときの防具についてはあまり考えたことがなかったのですが、実際に致命傷に繋がる部位だけは最低限守らなければならないと強く思いました。

 

だって、怖いじゃん!

プロテクターを買うことに

守るべきは頭だけじゃない。

これが理解できた私は、早速各種プロテクターを買い揃えることにしました!

元々ビビリな性格も手伝って、戦国時代でも通用しそうな防具を揃えましたが、実際に完全防護状態でバイクに乗ると、安心感がすごいんです!

 

守られている!

 

と、安心できるゆえに走行も楽しめるのです。

 

「不安定さと危うさもバイクの楽しみの1つだ!」という考えもあるかもしれませんが、そんな中二病の延長みたいな楽しみは私には不要でした。

 

安全こそ正義!

 

・・・だったら自転車にでも乗っとけ!かもしれませんが、完全防護のバイク乗車は自転車より安全だと思うんですよね。ええ。

 

どちらが安全なのか実際はわかりませんが、私は自動二輪免許を取り、完全防護状態でバイクに乗るようになってから”半袖でヘルメットもグローブもしないで自転車に乗る”のが怖くなってしまいました。

最後に

19歳のときにバイク熱が爆発したものの、40歳を超えるまで私が自動二輪免許を取得しなかった理由の1つは、母親の反対があったからでした。

ちょうど私が自動二輪免許を取得しようと思い立った19歳のとき、母の友人の息子さんがバイク事故に遭われたのです。

命は助かったのですが、私と同い年のその方は、翌週に就職を控えていたタイミングで下半身不随の車いす生活になりました。

 

これを聞いた母は、私の自動二輪免許取得に反対していたのでした。

ただ、猛反対されたわけではなく、この話をしたうえで「できれば止めて欲しい・・・」という感じでした。

この猛反対じゃない感じが逆に心にひっかかって、私は自動二輪免許を取ることにいまいち一歩踏み込まなかったのです。

 

あれから20年以上経っても、どうもあの時の言葉がひっかかっていて、バイクに乗るからにはせめてできる限りの安全装備全てを纏った姿を見せたいと思っています。

 

いやもう逆に、母親はあのときの話なんて忘れているかもしれんけどね。