宅建に挑戦しようと思ったのはこんな理由 〜私のスペックも合わせて〜

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宅建こと、宅地建物取引士の試験。

毎年20万人以上が受けるという日本屈指のメジャーな資格試験だけれども、どうしても不動産関係の従業員のための資格というイメージがありますよね。

かくいう私も、不動産業界に転職することでもなければ(接客嫌いだから転職する気はない)一生受験することはないだろうな・・・と、ちょっと前までそう思っていました。

 

しかし!

 

今、まさに私は宅建取得のために必死こいて(いうほど必死ではない)勉強している真っ最中。

40を超えて体力にも陰りがみえ、できるだけグウタラ過ごしたい土日も時間を作って勉強しているのです。

初老を目前にして、なぜ一生縁がないと思っていた試験を受けようとしているんでしょうね・・・

きっかけは別の資格試験だった

本当に全く興味がなかった宅建試験。

これを受けてみようかなと思ったのは、1つの資格試験合格でした。

私が務めて業界は、無線系の資格を取っておくことが好ましいところでして、数ある資格のなかでも第一級陸上特殊無線技士という資格は持っていてい当たり前くらいの雰囲気なんです。

不動産関係の仕事と宅建の関係みたいなもんですね。 

第一級陸上特殊無線技士への挑戦

しかしまぁ、この第一級陸上特殊無線技士という資格試験がですね、私のような文系人間(計算が苦手な言い訳)にとっては挑戦する気すら失せさせるような内容の試験なんですよ。

見たこともない定理の話や、log計算だのアンテナの種類や特性だのと・・・

出てくる単語がわからなすぎて、異国の試験を受けるような感覚なんですよね。これが。

 

今の会社に入ってから10年。

今まで、この試験を受けずになんとか逃げ続けてきたのですが、後輩も増えてくる中でこの資格を持っていないというのもどうかと思い、一念発起して第一級陸上特殊無線技士の資格に挑んだのです。

挑んだものの、これがもう・・・

先述した通り、訳のわからない単語と法則を理解するのは容易ではなく吐き気を催しながら毎日毎日暗記を繰り返しました。

土日も半日以上は暗記暗記。読んでも意味のわからない単語を暗記暗記。

計算問題すら暗記暗記。

 

これを半年ほど続けたところ、絶対合格できないと思っていた試験に一発合格できたのです。

試験に合格したら気持ちが良かった

絶対に合格できないと思っていた、そこそこレベルが高い理系の資格試験に一発合格できるなんて・・・

なんだかよくわからんが、やればできるじゃないか!

 

・・・この成功体験が気持ちよくて、次にまた何か資格を取得したくなったんです。

私、子供の頃から努力して何かを成し遂げたことがないので、おっさんになって初めてこの快感を知ったかもしれません。

努力が結果をもってきたら気持ちがいいのだな!知らなかったよ!今まで損しておったわ。

というわけで、私はまた快楽を得たくて資格試験に挑戦することにしたのです。

努力→結果を生むものであれば資格じゃなくてもいいのですが、他に目指そうと思うものもないし、昔から会社の取得資格一覧への記載や職務経歴書に書く資格欄がスッカスカなことに若干コンプレックスを感じていたので、そこを埋める飾りを得るために資格挑戦はちょどいいかなと思ったわけです。

 

ま、取得資格の記載や職務経歴書なんて滅多に書くもんじゃないからどうでもいいんだけど、ここがゼロより3つか4つ何かしら書いてあったほうがほんの少しだけ賢そうに見えるじゃん!

 

で、なぜ宅建?

さて、成功体験を得て快楽に浸りたい(ニヤニヤしたい)という、我ながら何とも気持ち悪い目標を達成するため、どんな資格を取得しようか考えてみました。

この時点で

・簿記

・宅建

・TOEIC

・無線系の上位資格

この4つが候補に浮かんでいましたが、無線系の上位資格は未知の世界でホントにもう吐き気がするので10秒くらいで候補から消しました。

三流大学法学部卒程度の証明!?

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資格について調べていくうちに、宅建を取ると三流法学部を卒業した程度の学力証明になるという記事を見つけました。

こんなもん何の根拠もない話なのですが、正に私が三流大学の法学部卒業なもので妙にこの言葉に心惹かれたのです。

大学は卒業したものの、在学中はまともに勉強もせず講義も月に3回くらいしか受けないようなダメ学生だった私にとって、改めて三流大学法学部を卒業したくらいの証明書が手に入るというのは、過去の自堕落を自分の中で精算する良いきっかけだと思ったのです。

・・・なんかくだらない理由ですけれども、ここらで心のひっかかりを精算するというのもいいのではないでしょうか!知らんけど。

契約業務には宅建が役立つ(らしい)

ここまでで、心はもう宅建受験に向かっていました。

必要に迫られたわけでも強い魅力を感じたわけでもなく、それなりの勉強時間が必要な試験に挑もうとしているわけですから時間の無駄遣いをするのかもしれませんが、土日に昼寝したりYouTubeをなんとなく眺めるよりは有益な時間の使い方であるはずです。

 

こんな気持ちを少しだけ後押ししてくれる話がでてきました。

 自社の契約書を管理監督する管財の同期が、宅建取ろうかな・・・と呟いたのを聞いたのです。

なに!?宅建?なんで?俺も取ろうと思ってんだよ!と、息巻いて同期に聞いてみたところ、契約書内容を精査するにあたり宅建業法と民法の権利関係の内容が役立つのだとか。

そうだったのか・・・いや、その前に宅建って民法も勉強しなければならないのか。

と、ここで初めて宅建試験の内容に民法が含まれているということを知った私。

前途多難です。

 前途多難ではありますが、大学在学中民法は唯一興味惹かれる法律でしたのでだいぶやる気がでてきました。

民法を勉強できるなんて、宅建試験楽しそうじゃねぇか!

無理やり自分を鼓舞している感が半端じゃないですが、こういうのも大事ですね。たぶん。

そして偶然に・・・ 

コレ、運命なんでしょうか。

宅建を取ろうと決めた数日後、会社が宅地建物取引業の免許を取得しようとしているとうことを知りました。

私が勤務している会社は不動産業とは縁もゆかりもない業界なのですが、どうやらアレやコレやと情勢が変わり、宅地建物取引業の免許があるとちょっとだけ利益率があがる

ようなのです。

詳しくは省きますが、アウトソーシングするより自分のところの社員でやっちまえ!

・・・ってことですね。

仮に私が宅建に合格したとしても、これを活かす部署に配属されることはまずあり得ないですが、それでも仕事で約立つ可能性が全くゼロではないというのが少しだけモチベーションアップに繋がりました。

 

それにしても、私が宅建を取ろうとしたと時を同じくして宅建業の免許を取ろうとするなんて、やるじゃないか!私の会社。

以心伝心っぽくて嬉しいぞ!

宅建受験します。私のスペックは。

 はい。

私が宅建をめざすきっかけになったのは、また成功体験を得て気持ちよくなりたい!という文章にしたら薄気味悪いようなものが主体で、たまたま仕事でも役に立つ可能性が1%くらいあるかもしれないという後押しでした。

 

こんな薄い動機で宅建受験する私のスペックを最後にご紹介しましょう。

 

年齢:40代中盤

最終学歴:三流大学法学部卒(在学中はほぼ勉強していない。本当に)

学生時代の偏差値:概ね50くらいだったが、現代国語だけは70くらいあった。

勉強:キライ

物覚え:最近すぐ忘れる

確保できる勉強時間:平日→30分/日 土日祝→4時間/日

 

ええ、書いていて自分が不憫でなりません。

冴えないおっさんですね。

 

こんな人が半年後に宅建一発で合格したぜ!と言っているようであれば、これから受験される方に「アイツが受かるなら」と希望をもたらすことができるかもしれません!
反対に落ちていたら「人間、ああはなりたくないもんだ」という反面教師として教材になることでしょう。

 

さて、どうなるんでしょうね!

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