40代中盤のオッサンが転職しようと思った話 〜収入編〜

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40代が自ら転職するといえば、デキル男が大手企業に部長職を用意され、輝かしい実績を引っさげて新天地に向かうといイメージがある。

 

はじめに言っておくが、私の場合は何1つ輝かない話である。

親戚一同がガックリ肩を落とすような話なので、成功者の物語を読みたい方は他をあたってくれ!

会社の規模

きんぞく14年、気がつけばなんとなく就職した会社に長らく務めることになったもんだ。

簡単に私が務める会社の規模をご紹介しましょう。

創立:1980年

資本金:7千万円

従業員数:およそ200名

業種:あまり明らかにしたくないが3業種(商社というわけではない)

年商:概ね25億くらい

いわゆる中規模企業といったところに勤めています。

 

つづきまして、私の労働に関する状況を包み隠さずご紹介しましょう。

知り合いに見られるわけでもないので、バカ正直に書いてみます。

雇用形態:正社員

役職:課長

部下人数:括りが曖昧だが20人くらい

労働時間:月間220時間程度

年収:賞与込みで510万円

私は「無芸大食」を具現化したような人間です。

こんなやつを正社員として雇ってくれた会社に対して感謝の気持ちでいっぱいなわけで、たいした不満もなく14年間ご奉公してきたのですが・・・

 40代中盤500万円

 みなさん、40代中盤で年収500万円ちょっとってどう思いますか?

ネット上では800万だ1200万だと羽振りのよい数字をよく見かける一方、非正規雇用で300万円台が多いというものも見かけます。

40代の中央値は516万円だという国税庁の発表もありますが・・・

実際のところはどうなんでしょうね。

人と比べても仕方ないものですが、皆さんは私の数値をみてどう思われるでしょうか。

 

私?

そりゃまぁ同じ労力でもっともらえるのであれば嬉しいですが、たいした能力もない私が裕福ではなくとも生活できるだけの給与をもらえているので、それほど不満はなかったのです。

つい半年前までは。

 

うそ!私の年収・・・

私、現在自社で働いているわけではなく、客先常駐の形態で勤務しているのです。

客先常駐なんていうと、高い技術を提供するエンジニアのようですが実態は無芸大食のオッサンがあたふた働いているだけ。

 

客先には私の会社の他にも20社ほどの会社が入っています。

規模が大きい会社もあれば、5名程度の会社も入っています。

 

その中に特定派遣専門の会社があるのですが、驚くほど待遇がいいんですよ。

ストレートに言うとピンはね率が異様に低く、社員還元率が尋常ではないのです。

私は自身の社間支払い金額を知っているので、試しにその会社に転職したと過程して、そのピンはね率で想定年収をはじき出してみました・・・・

 

・・・

 

うそでしょ!?

 

年収1150万円だと!?

 

冴えないオッサンが一気に1000万円プレイヤーに変身できてしまいます。

冴えないアイツが実はスパイダーマンだった!くらいのインパクトは十分にあるわけですよ。

 

今まで、この客先常駐状態のなかで1.2倍くらいの年収をもって声をかけてくれた会社はいくつかあったのですが、私は自分の会社への忠誠と感謝があるので断り続けてきました。

だが、収入2倍はいかん。

忠誠も感謝も歪めてしまうに十分すぎる金額差だ・・・

金の魔力

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同じ仕事内容で貰える給与が2倍以上。

この衝撃に私の心はゆらゆら揺れまくりました。

皆さんもちょっと考えてみてください。

2倍ですよ、2倍!

こんな条件の会社があるというのを目の当たりにしたとき、心が動かない人っているんでしょうか・・・

 

ただ、この魅力的な会社は派遣先がなくなり次第収入が激減します。

つまり客先から「いらね」と言われた瞬間から安月給になってしまうのです。

まぁ、そんなにうまい話はないよ!ということなのですが、それを差っ引いてもずっと客先にいる私からしてみたら魅力的で仕方ない話です。

勤続14年にして自分の給与に疑問をもち、初めて転職したいと思った瞬間でした。

 

しかし、まだこれだけでは実際に転職活動に踏み切るには至らなかったのです・・・