水槽の中で揺らめく水草、色とりどりの熱帯魚・・・
自分の家にも水槽を置いて、アクアリウムをやってみたいけど一体何をどうしたらいいのやら!?
一見、難しそうにみえるアクアリウムですが、基本的なことだけ押さえておけば美しい水草と熱帯魚の楽園を作ることができます。
まずはアクアリウムに必要なものからみていきましょう!
はじめに
私、10数年前に水草中心のアクアリウム水槽を持っていたことがあります。
それを真夏の暑さで全滅させてしまい、以来、一度も水槽に触れることはなかったのですが・・・
今回、引っ越しをきっかけに金魚を飼うことになり、「どうせ水槽を用意するなら金魚+水草水槽にしてやろう!」と思い立ち、久しぶりに水槽立ち上げを始めたのです。
過去に持っていたアクアリウム知識はほぼキレイに抜け落ちているので、スタートラインはほぼ初心者。
これからアクアリウムを始めたいと思っている方と共にですね、知識を身に着けながら進んでいきたいです。はい。
題名に「初心者でもできる!」なんて書いてますが、何より私が初心者なわけですね。ええ。
なので、私ができれば「初心者でもできる!」の看板に偽りなし!なわけですね。ええ。
用意するもの
ではまずはじめに、アクアリウムを始めるにあたり必要なものをみていきましょう。
私は基本的に「水草中心のアクアリウム」を目指しています。
ここに、今回は金魚とお掃除役の熱帯魚を入れる予定です(後に大きく方針が変わった)
水槽
これがなければ始まりません!
まぁ発泡スチロールの容器でもビンでもバケツでもアクアリウムはできるのですが、まずはオーソドックスに水槽を用意しましょう。
今回、私はオーソドックスに60cmのガラス水槽にしました。
45cmと迷ったけど、たくさん水草を入れたいし水替えもできるだけ減らしたいので60㎝に。
他にも揃えなければならないモノがあるので、コトブキ製の60cm水槽セットを購入しました。
真っ新な状態からアクアリウムを始める方は、私のようにセットで購入すると一通りのものが揃うのでスタートを切るのが簡単になりますよ!
ライト
場合によっては無くてもいいのですが、水草を育てるには必須です!
10数年前にやっていたときは蛍光灯しかなかったのですが、今はもう水槽用ライトもLEDばかりですな。
今回は水草にガンガン光を当ててグングン育ってもらうために、水槽セットに付いているLEDライトと同じものを追加でもう1つ購入しました。
これで光量は問題なし!
ろ過装置(フィルター)
アクアリウムは水質が安定すると、水槽内の水がキレイに澄んで臭いも汚れもなくなるのですが、それでも水槽内の水を物理的にろ過する必要があります。
上部フィルター、外掛け式フィルター、外部フィルター、底面フィルターなどがあり、どれを選べばいいか迷ってしまいますが、初心者の方はメンテナンスが楽でろ過能力も高い上部フィルターを選んでおけば問題ないでしょう!
また、水をキレイにするためには、この物理的なろ過に加えて有害物質を分解してくれる生物バクテリアも必要になのですが、そのバクテリアも上部フィルターにたくさん住みついてくれます。
メンテナンスが楽でバクテリアもたくさん住みつく!更にセッティングも楽!と、上部フィルターにはいいことがたくさん詰まっていますよ!
蓋
水槽の蓋です。
魚の飛び出しを防ぐ・水の蒸発による水位減防止に加え、危機が水槽内に落ちてしまうのを防ぐためにも蓋は重要です。
重要なのですが、うっかり用意し忘れることが多い蓋。
私もうっかり買い忘れた・・・と思ったのですが、水槽セットにしっかり入っていたので助かりました!
単品で揃えてたら、初日には無かったな。蓋。
ヒーター
これは水槽内で飼う生き物次第で、無くても問題ないです。
私は水温が20度以上が適温の水草を入れる予定だったので、迷わず用意しました。
26度の温度固定ヒーターが安価で売られていますが、今回は金魚も入れる予定なのでもう少し低い温度で調整ができる温度可変式のものを購入。
最近売られているものは、魚が触れてやけどしてしまわないように、カバーが付いているものがほとんどですね。
砂・土
砂=サンド、土=ソイルなんて呼ばれたりもします。
これも飼う生き物次第で無くても問題ないですが、水草を植えるのであれば必須!
また、水草を植えないとしてもろ過バクテリアが住みつく場所にもなるので、できるだけ入れたほうがいいでしょう。
(あえて砂や土をいれないベアタンクと呼ばれる魚だけの水槽もあります)
私は今回、1度は使ってみたかったガーネットサンドを購入しました。
比重が重く、金魚を入れても舞い上がりにくいことと、それほどフンが目立たないこと、そしてなにより美しいことがこの砂を選んだ理由です。
ちなみに、白い砂も色々な名前で売られていますが、これはあまりお勧めできません。
以前、白い砂で輝く水槽を作ってやろう!と、これを使ったことがありますが、熱帯魚フンが目立ちすぎてどうにもこうにも薄汚い景色になってしまい、一週間ほどで泣く泣く黒い土に変えてしまいました。
フンの目立ち方が尋常じゃない!
止めておいたほうが無難です。
水温計
大切な水槽内の景色を保つために、水温把握は欠かせません。
安いもので良いので1つ用意しておきましょう!
真冬、真夏は想像以上に水温が変化するので、状況に応じた対処をしていきましょう。
カルキ抜き
水槽をセットしたら水を入れていくわけですが、水道から出てくる水に入っている塩素は魚や水草、ろ過バクテリアに対してよろしくない影響を与えます。
始めに水を入れるとき、また、水替えをするときに使う水は、必ずカルキ抜きを入れてから使うようにしましょう。
使い方は簡単!このカルキ抜きと水道水を混ぜるだけです。
私が購入した水槽セットには、1回分のカルキ抜きが入っていましたが、水替えの時に使う用として液体のカルキ抜きを1本購入しました。
バケツ
カルキを抜いた水を作るためや、水草を洗ったり整えたりするためにバケツを1つ用意しましょう!
特にこだわらず、水が漏れなきゃどんなバケツでもいいでしょう。
水槽台
水槽は、水と砂を入れるとかなりの重さになります。
60㎝水槽で100kg弱
90cm水槽になると250㎏を超えてきます。
これをカラーBOXや使わなくなった机なんぞに乗せておくと、台がつぶれて大惨事を引き起こします!
短時間なら大丈夫でも、長期的に置いていたら崩壊してしまいます。
なので、水槽を高い位置に置くなら必ず専用の台を用意してください!
尚、私は今回床置きにしたので、床の上に段ボールを敷き、その上にカーペットを敷いて水槽をセットしました。
費用
さて、必要なモノを挙げてみましたが、総額どれくらいかかったかみてみましょう。
水槽セット⇒11,800円
水槽・LEDライト・上部フィルター・蓋
ヒーター⇒3,480円
温度調整可能 200W
砂⇒2,400円
ガーネットサンド5kg
カルキ抜き⇒300円
バケツ⇒400円
水槽の下に敷くカーペット⇒1,500円
合計でおよそ2万円ほどで、アクアリウムを始めるための基本的なモノが揃いました。
私はこれに加え
LEDライト1本追加⇒4730円
ガーネットサンド5kg⇒1980円
を購入しました。
ガーネットサンドは初期に買ったものより安いものを追加で購入したのですが、結果として、この安いガーネットサンドのほうが遥かに良かったです!
その理由はまた別の回で。
まとめ
60㎝水槽でアクアリムを始めるために必要なモノを買い揃えるには、およそ2万円ほどかかりました。
もちろん、選ぶメーカーや品質により価格は変わってきますが、概ねこれくらいで必要なモノが揃うことが多いのではないでしょうか。
意外と安い!と思われた方もいるかもしれませんが、水草に熱帯魚にエサに・・・と、これからまだまだお金がかかります。
それなりの量の水草と熱帯魚を揃えるには、更に2万円くらいかかる想定をしておいたほうがよいでしょう。